
温度と湿度のストレスが多いからといって、それですぐにうつになることはありません。
通常は、風邪や熱中症などになります。
しかし、精神的ストレスや構造的ストレス、または化学的ストレスなどをたくさん受けている場合、温度と湿度のストレスはかなり体に影響してきます。
例えば、うつになると多くの方は体が冷えてきます。
手足が冷える場合もあれば、体全体が冷える場合もあります。
これは、体の中のエネルギーが枯渇した状態で、熱を作れなくなっているために起こります。
このようなときは、体を温めたり、冷えている手足を温めることが非常に重要になります。
体が冷えているままですと、温度のストレスを受け続けているのと同じ状態だからです。
人間は、体温を一定に保たなければ正常な回復力が働きません。
そのため、うつを治りにくくしてしまうのです。
また、これは暑さも同じです。
夏などの暑い時期に、健康に悪いからといって無理やりエアコンを付けないでいると、対応調整(この場合は体を冷やす)にエネルギーが使われてしまい、正常な回復力が働かないのです。
ストレスは「環境の変化」とも言えます。
分かりやすい例で言うと、温度が暑かったり寒かったりすると体は非常に疲れます。
暑くもなく、寒くもない。
この状態を維持することがうつには非常に良いのです。
また、せっかく慣れた職場や学校を異動することも、環境の変化ですからストレスになります(この場合は精神的ストレスなので、ストレスにならない人もいます)。
人間には恒常性という機能があり、常に一定でいようとする働きがあります。
例えば、体温や血圧など、体の色々なところを常に一定にしようと様々な臓器が動いています。
環境が変わると、体の中の働きが変化しなければなりません。
そのため、環境が変わるとたくさんのエネルギーが必要となるのです。
例えば、暑いときは汗をかくために汗腺が広がります。
しかし、急に寒くなると汗腺を閉じて体温を奪われないようにします。
暑いので汗腺をずっと開いていたのに、急に「閉じろ」と命令されるのは、車を前に走らせていたのに、急にバックで走れと言われているようなものです。
このように、環境の急激な変化もストレスになるのです。
あなたは、寒がりですか?暑がりですか?冷え症ですか?
人にはそれぞれ弱い面があります。
寒さに弱かったり、暑さに弱かったり、または、顔や頭は暑いのに足は冷えているといったように、人それぞれで違います。
当然ですが、寒がりならば寒さという温度のストレスを受けやすいですし、暑がりならば暑さという温度のストレスを受けやすいです。
更に、特に女性に多いのですが、腎臓が弱い方は湿度のストレスも受けやすくなります。
足がむくみやすい方、よく膀胱炎になる方、梅雨になると体の調子が悪くなる方などは、湿度のストレスも受けやすいので、気を付けたいところですね。
さて、いかがでしたでしょうか?
体の冷えは、うつだけでなく多くの病気を悪化させます。
そのため、いつも温かい恰好をすることをお勧めします。
寒さ対策の基本は「頭寒足熱」ですが、あまりにも寒い場合は、つま先から頭のてっぺんまで温める必要があります。
モコモコの羊さんになるぐらい着込んで、室内も出来るだけ暖めてください。
よく、「癖になるから」と言って、体の調子が悪いのに薄着でいたり、部屋を暖めなかったりする方がいますが、はっきり言ってこれは逆効果です。
そのようなことは、体の調子が良くなってから行いましょう。
化粧ののりが悪い場合は、顔が冷えていることが考えられます。
お湯で絞ったタオルなどを顔に当てて、顔を温めると化粧のりが改善しますよ。
その他の冷えの対策として、体を温める食べ物(根菜類など)を食べるようにしてください。
また、冷たい食べ物や飲み物は飲まないようにしましょう。
基本的に、地中に出来る野菜は、体を温める効果があります。
ショウガなどは体を温めるのに有名ですが、ゴボウやニンジンなどの根菜類も体を温めるので、たくさん食べたいものですね。
逆に、木に実を付けるような食べ物は体を冷やします。
そのため、果物の取り過ぎは体を冷やすことになります。
また、温度的にも暖かくして食べると胃が働きやすくなりますので、根菜類を煮たりするとgood!です。
根菜類は繊維質が多いので、胃の調子の悪い時は無理に食べるのはやめましょう。
食欲がないときは、温かいだし汁や暖かい重湯などを入れると胃が落ち着くこともあります。
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2010年4月30日
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