思春期の女性のうつ

女性は、その一生を通して女性ホルモンによる体の変化があるのは、既にご存じのことと思います。
ここでは、そのホルモンの変化に注目して女性のうつをお伝えしたいと思います。

思春期の女性のうつ

女性は思春期の頃になると、月経など出産ができる体になるための準備を始まります。
そして、ある人はある年齢で出産をします。
また、どんな女性でも、やがては閉経を向かえるという女性ホルモンの流れがあります。

女性の卵巣からは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2種類のホルモンが分泌されます。
つまり、女性らしい体に変化していくことになりますが、同時に体のだるさも現れることがあります。
しかも、思春期はホルモンを放出する卵巣が未熟なため、ホルモンバランスを崩すこともあります。

つまり、ホルモンの量が変わる思春期では、「ホルモンバランスが変わる」というストレスを受けやすいうえ、卵巣が未熟なので、ホルモンの分泌量の調整もイマイチうまくいかないときがあるのです。
このような状態では、体に化学的ストレスが大きくかかることになります。

また、思春期は多感な時期のため、精神的ストレスを受けやすい状態でもあります。
恋・部活・新しい出会い・卒業・入学・クラス替え・時には引っ越しなど、環境が変化しやすいためにストレス量が増えやすくなります。(人間は環境の変化をストレスと感じる)

中には恋人や友達とのケンカ、更に学校や職場での「いじめ」など、人間関係の問題を抱えております。
このようなことから精神的ストレスが多くなり、うつへと進行する場合が多いです。
実際に中学生に質問をしてみると、「生きていても仕方がない」「ひとりぼっちでいるような気がする」など、かなりの人数の中学生が、同級生や部活の先輩などによる人間関係に悩みを持っているのがよくわかります。

更に、3月から5月は「木の芽どき」といって、体の調子を崩しやすいときです。
あなたもご存じの通り、この時期日本では、卒業・入学、あるいは入社などの環境の変化があります。
うつの原因、ストレスとは?のページもお伝えしましたが、ストレスは一つの器に溜まっていきますので、このようにストレスが集中的にかかるときは注意が必要です。

ストレスの対策は、「無理をしない」ということです。
この時期、うつにまでなる女の子は、体の許容量を超えての環境の変化や出来事が起きていますので、無理はしないことです。

また、この時期の女の子は、お菓子などもたくさん食べたり、無理なダイエットをしたり、朝まで遊んでいたりと体に負担をかける生活をしやすいので、体の調子良し悪しには注意が必要です。
中には早すぎるタバコやお酒、あるいはドラッグに手を出す子もいるでしょう。

この時期は、過保護にならない程度に親御さんがしっかりと寄り添ってあげ、子供のやることを頭から否定せずに、コミュニケーションをとっていく必要があります。
しかし、あまりストレスから逃げてばかりいると、ストレスに対する抵抗力が付かずに「逃避型のうつ」になりやすくなってしまいます。


10代のうつ

最近特に10代のうつ発症例が増えています。
特に多いのは中学生のうつ発症です。
特に最近よく耳にするのが「イジメ」の問題です。
そのイジメの問題から精神的に不安になりうつを発症することが多くなってきています。

実際に中学生に質問をしてみると、「生きていても仕方がない」「ひとりぼっちでいるような気がする」などと、かなりの人数の中学生が、同級生や部活の先輩などによる人間関係に悩みを持っているのがよくわかります。
今まででは考えられない社会状況。いじめがなくならない現状。

特に最近のいじめは、直接的に「無視する」「目に見えてわかるいじめ」ではなく、ネットなどを使った陰湿なものに変化していっています。
そんな環境の中、友達とちょっとでもうまくいかない状況に陥ると、思春期に差し掛かった子供たちは、潰れてしまうくらいのストレスを抱え込んでしまいます。
そして、うつ状態になってしまうのです。

最近特に、中高生の自殺が目立っています。
これはイジメによるものもあるでしょうが、うつの状態がひどくなったときにおこりうることがあるのです。
また、イジメの問題から不登校になったりと、現在の10代の子供たちを取り巻く環境は、以前とは比べ物にならないくらい悪化しています。

小学生から中学生までうつのチェックをしたときの結果として、学年が大きくなるにつれて「うつ」と診断される子供たちは確実に増えています。
子供たちを取り巻く環境が悪化していくほど、10代のうつ患者は増え続けるでしょう。


年齢で変わる、女性のうつの原因

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2010年4月30日
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