マリッジブルー

更年期のうつマリッジブルーとは、結婚に関して何らかの精神的ストレスがかかり、

  • 不眠症
  • 食欲不振
  • 不安感
  • 恐怖感

など、身体的な症状や心理的な症状が出ることを言います。
また、喘息やアトピー性皮膚炎などの持病が、結婚が決まってから悪化する場合もあります。

マリッジブルーになる時期としては、プロポーズを受けてから1ヶ月後ぐらいから挙式の1・2ヶ月前ぐらいまでが多いようです。
また、お見合い結婚よりも恋愛結婚の方がマリッジブルーにかかりやすいというデータがあります。

マリッジブルーの原因として多いのは、

  • 私、仕事と家庭の両立できるのかしら...
  • 改めて考えてみたら、お料理・お洗濯・お掃除なんて私にできるのかしら...
  • 挙式の準備を始めたら、彼と周りの意見が合わず、結婚後の生活が急に不安に思えてきた
  • ドレス合わせに行ったら、彼は私なんて興味がないように感じて...
  • 好きだけど、この人で本当に良いのかしら...
  • 彼のお母さんとうまくやっていけるかしら...
  • 親元を離れて、私生活していけるかしら...

などがあります。

また、結婚式に親が強く口を出してくるため、自分たちの思い通りの結婚式ができない、自分の好きなドレスが着られない、アクセサリーが付けられないといったことが原因となることもあります。
こうしたことから結婚後の生活全てが不安に感じ、ストレス状態となってしまいます。

マリッジブルーになる男女比は(正式なデーターはありませんが)、圧倒的に女性が多いです。
これは、結婚することで女性の方が大きく生活が変わるからだと言われています。

仕事をしている女性の場合は、結婚をしても仕事を今まで通り続けられるのか悩み、寿退職して家に入ることが決まっている女性の場合は、今までと違った生活がどんなものなのか不安となります。
変化を楽しめる女性や、大好きな彼に夢中で周りが見えなくなっている女性、結婚する自分を冷静に受け止められている女性ならいいのですが、生活の変化は多くの女性が不安を感じてしまいます。

これ以外にも、遠距離恋愛などの場合は、女性が男性の住んでいる地域に移住する場合も多いです。
国際結婚では、圧倒的に男性側の国に女性が移住することが多くなります。
子供の頃から、女性は「嫁に行く」という言葉を幾度となく聞いていて、いずれは「嫁に行く」だろうと頭では理解している人も多いですが、生活の変化については誰も教えてはくれませんよね。

また、もし転勤族の男性と結婚した場合は、一緒に転勤する地域へ引っ越しをする女性も多いです。
男性はこれを当然のことと思っている人もまだまだ多いようですが、決めつけられるとちょっと腹が立ちますよね(笑)

さらに、今では少なくなりましたが、「結婚したら仕事を辞めてくれ」という男性もいます。
専業主婦になりたい!!という女性ならば良いのでしょうが、たとえ彼に十分な収入があったとしても、仕事に生きがいを感じていた女性には、この言葉は苦痛でしかありませんよね。
彼と仕事を天秤になんてかけられません。

このように、結婚を機に大きく生活が変わるのは女性の方ですから、この不安をストレスに感じてマリッジブルーになるのは致し方ないことです。
女性は子供の頃から周囲に結婚を意識させられている場合が多いのですが、いざ本当に結婚となると、急に自分に自信がなくなってしまったりします。

また、子供の頃から「花嫁」に対する憧れや夢を抱いている女性も少なくないのですが、イメージと違ったことに気付くと不安になってしまうので、マリッジブルーは女性の方がかかりやすいのです。
そりゃ、何十年も楽しみにしてきたのに、花嫁像や結婚が自分のイメージしていたのと違ったら、びっくりしますよね。

通常はこんなマリッジブルーは、結婚して数カ月も経つとなくなりますが、結婚をして数ヵ月以上が経つのに、マリッジブルーが続く場合もあります。
中には、何年も同棲生活をしていたにもかかわらず、結婚したらマリッジブルーになったという女性さえいます。
これは、生活が大きく変わるからということもありますが、「幸せになることへの無意識の抵抗」ということもあります。

誰しも「自分は幸せになりたい」と思っていると思いますが、中には無意識的に「幸せになってはいけない」と思っている人がいます。
無意識なので本人もそのように思っているとは感じていないのですが、事が進むにつれて、無意識に思いが強くなり、心の叫びが身体的な症状となって現れる場合があります。
この場合、結婚に至らず破局を迎えてしまう場合、同棲生活に戻るなんて場合もあります。


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2010年4月30日
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